皆様こんにちは!ANOBAKAの五十公野です。
2021年4月4日にANOBAKA合同入社式「GENSEKI」を開催いたしました。
昨年に引き続き2度目の開催となる今年も多くの投資先新入社員の皆様にご参加いただきました。
新卒入社の方はまだ磨かれていない原石の状態で、磨かれることによりダイヤモンドのような輝く存在になってほしいとの思いを込めて、イベント名を「GENSEKI」といたしました。
ANOBAKAでは、資本関係だけではなく、組織の活性化や経営ノウハウなどの提供を通じ、スタートアップ企業の成長をサポートすることで、日本のスタートアップの活性化を目指しています。
※当日は、検温やマスクの着用、定期的な換気や除菌などの新型コロナウイルス感染症の対策を徹底した上で実施しました。
入社式
まず、弊社の代表の長野より、新卒入社の方へメッセージを送りました。
長野からは自身の新卒時代を振り返りながら、「同期の繋がりの大切さ」についてお話しいたしました。
「同期の繋がりは一生物で、それぞれキャリアが変わってもお互いに相談をしたり、時には刺激をもらったりできる仲間なので大切にしてほしい」という内容でした。
次に参加企業様より簡単な事業説明と、新入社員の皆様から自己紹介がありました。
事業説明を行う株式会社森未来 代表取締役 浅野氏。
最後は全員で記念撮影をして入社式を終えました。
※撮影時のみマスクを外しています。
ペーパータワー
初めの研修はアイスブレイクも兼ねて、身体を動かしながらチームワークを身に着けられる「ペーパータワー」を実施しました。
作戦タイムと作成タイムに分かれて、制限時間内に最も高いタワーを作ったチームが優勝となります。
2回戦まで実施し、どのチームも2回戦の方が記録が伸びたことから、PDCAを回すことの重要性も学んでいただけたと感じます。
参加者の声
・専門知識は応用できる
・小さな目標の設定が重要
・仮説(プロトタイプ)を出し合い、良い点悪い点を精査しながら作戦を決めていくこと
・コミュニケーション量が多いチームほど、コトに対するアイデア量や検討回数も増えるし、細かな気づきも共有されやすい
・事前に役割分担することが重要
・臨機応変さの重要性
・「ブラッシュアップ」と「構成変更」の二者択一
・時間配分、優先順位の重要性
・意見交換の大切さ
・大胆な仮説を立てるのも重要だが、勝利するためには安定して成果を出すのが必要
ANOBAKA葛西による講義「スタートアップが大企業に勝てる理由・勝つために必要なマインドセット」
弊社アソシエイト兼ANOBAKA Human Capitalの代表を務める葛西による講義は2部構成で、1部目は「大企業とスタートアップの違いについて」、2部目は「スタートアップが大企業に勝つためのマインドセット」についてお話しいたしました。
参加者の声
・変化し続けることが重要
・参入障壁を築く
・意外とスタートアップが大企業に勝てる要因はある
・一方本気で資金力で殴る戦いをされたら負ける。そこまでに参入障壁を築く
・参入障壁は、そもそも長くはり続けないといけない市場に極めて強い熱意でどっぷり浸かるか、ユーザーがもう離れられないレベルの満足度を生む、あるいはスイッチングするのが億劫なくらい周辺のペインポイントまでカバーする
・現在の選択が正解かではなく今後の動きが大切
・スタートアップの強み、その強みを伸ばすために自分ができること、大切なマインドセット
・私自身、大企業出身だったので大企業とスタートアップの差について共感する所がとても多かった
・大企業の具体的な業務がわからなかったのでよかった
・モチベーションと行動力が重要。特にベンチャー社員はモチベは高いので、あとは仮説検証の実行あるのみだと思った。いつか最強の社員になる。
グループディスカッション
午後からは問いに対してチームで結論をまとめていく「グループディスカッション」を実施しました。
仕事をしていく中で、お客様との打ち合わせや社内の会議に参加することも今後発生するでしょう。
その際重要なことの一つに「会議の進め方」があります。
時間内に目的に向かって結論を出せるか、そして出した結論は最適なものであったか、これは会議の進め方によって大きく質が異なってくるため、どうしたら質の良い会議になるかを体感いただくために実施いたしました。
参加者の声
・前提・目的の共通理解を作ることが重要
・社内で方向性が7割という言葉を良く使うが、方向性を決めずに細かい論点に頭を割くことほど非効率なことはないなと改めて思った
・何が目的なのか、何が課題なのか、解決のための必要条件は何か、自分が思っている以上にこの前提部分は揃いづらいと認識した上で、根本の論点に対してしっかり主張し続けていけるようにしたい
・目標をしっかり確認しながら議論を進める
・知らないことに対して黙ってしまう事は何の生産性もない
・目的擦り合わせの重要性
・王道の就活をせずに成果を出してきた優秀な人に自分の意見や前提を揃えることの大変さを学んだ
目標設定
グループディスカッションのテーマ2でスタートアップにおける社員の立ち回りについてディスカッションした流れで、「SMART」フレームワークを用いた目標設定を行いました。
SMART目標設定は、目標に対して各頭文字の要素を埋めていくことで、実現性の高い具体的な目標にブラッシュアップできるというものです。
最後に全体に対して自身が掲げた目標を発表していただきました。
これから目標達成に向かって頑張っていきましょう!
Meety中村代表による基調講演「新卒スタートアップ入社者 伸びる人・伸びない人の違い」
後半戦の基調講演では、弊社の出資先であるカジュアル面談プラットフォーム「Meety」を運営する株式会社Meety 代表取締役 中村 拓哉様をお招きしてスタートアップに新卒入社して伸びる人・伸びない人の違いについてお話しいただきました。
講演の詳細はこちらに記載されています。
中村様ご自身の新卒時代を振り返りながらの講演となっており、参加した新卒社員の皆様も自分と重ね合わせながら非常に熱心な表情でお話に耳を傾けていたのが印象的でした。
参加者の声
・適応力と専門性が重要
・インプット偏重、アウトプット偏重にならないようにバランスを取る
・自分は今どちらに傾いているのか、1ヶ月後、半年後、一年後に求められるものに対して、どちらを強めるべきなのか俯瞰して動きを決めていくことが重要
・新卒の段階では50%の段階で細かく経過報告
・今の自分を改めて顧みる事ができた
・悪い癖は意識的に潰していくしかないと思った
・50点でもいいから早く行動、提出を心がけること
・成長するための機会を獲得するため、目の前の仕事で成果を出す、というのが刺さった
NASAゲーム
最後の研修は、「NASAゲーム」を実施しました。
これはチームで協力して1つの回答を導き出すことを目的としたコンセンサスゲームです。(コンセンサス=合意形成)
このゲームはNASAによる模範解答があり、最後の答え合わせでは大きく会場が盛り上がりました。
これまでのグループワークで培ったチームワークと会議の質の向上により、どのチームも会議の進め方に大きく改善が見られ、かつ結論の解像度も非常に高くなっていました。
参加者の声
・聞いたことはあったが初めて取り組めて楽しかった
・自分で出した解答より、露骨にチームで出した解答の方が点数が高くて、多角的な視点・知識をもとに意思決定する重要性を感じた
・一方、この学びを「誰かの承認を得ないとGOしちゃいけない」と捉えるのではなく、「自分がオーナーシップ持って進めるのは前提の上で、限りなく最適解で進められるようにチームを巻き込んでいく、自他共にワクワクできる状態で走り切れるようにする」と捉えた方が良いと感じた
・全員の意見を細かく把握、思い込みしすぎない
・情報共有、思考開示の大切さを学んだ
・聞き側の姿勢がどれだけ発信者に影響を与えるか
・目標擦り合わせの重要性、チームワークの大切さ
・前提を揃えることと、それ以上に各個人がそれぞれの意見に至った考えを聞く必要性を学んだ
以上がANOBAKA合同入社式「GENSEKI」の開催内容でした。
今後もスタートアップ業界の発展のためにイベントを実施していきます。