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パンデミック後、KVP直近の投資活動について

2020.7.17

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新型コロナウィルス感染症によるパンデミックにより、ベンチャー投資が落ち込むのではないか?と心配されている方も多いかと思います。
 
Crunchbaseが発表する「グローバルベンチャーレポート」によると、ベンチャー投資額は、数年前より明らかに減少したが、思ったほど悲惨な状況ではなさそうです。
 

半期毎のグローバルベンチャー投資額の推移


2020年上半期(1~6月)のグローバル投資額は、$129B(前期比▲7%)と2018年下半期をピークに減少しています。(が、減少幅は前半期と比較し▲7%と踏みとどまっていると言えると思います)

四半期毎のグローバルベンチャー投資額(内訳毎)の推移


2020年2Qをみると、「エンジェル、シード」ステージ、「アーリー」ステージの投資額が明らかに減少しており、プライベートエクイティ投資を意味する「テクノロジーグロース」が増加しています。
 
(「テクノロジーグロース」が増加しているのは、Reliance JioがPEファンドから$9Bを調達した影響が大きく、全体の傾向を掴むために今回は無視します。)

「エンジェル、シード」、「アーリー」ステージのベンチャー投資件数が減少している理由は、景気の不当面感から、次回のファンドレイズの見込みが立ちにくく、VCなどが投資のスピードを抑制していることが考えられると思います。
一方で、「アーリー」ステージのベンチャー投資額が増加しているのは、近年のファイナンスの拡大傾向と既存投資家からの資金調達ができていることが考えられます。
 
グローバルの投資環境は悪化している中、KVPは「シード、アーリー」ステージに特化しVCとして、どのようなスタンスで投資しているのか直近の投資活動について共有したいと思います。
 

KVPの直近の投資活動について

KVPでは、4月以降も変わらず積極的に投資活動を行なっております。
直近の新規投資件数は、4月4件、5月2件、6月4件と推移しています。
直近3ヶ月10件の投資傾向をインフォグラフィックにまとめてみました。


(KVPでは投資ジャンルを絞ることはしていませんが、)投資ジャンルで見ると、直近3ヶ月は結果的に、D2C30%、SaaS20%、エンタメ20%の順に多かったです。
また、B2B PratformやMaaS、HRといった幅広い分野に投資させていただきました。
 エンタメ領域では、新型コロナウィルス感染症拡大によって活動が制限されてしまったアーティストを支えるライブ配信サービス、BtoBの領域では、リモートワークをより効果的にするためのチームコラボレーションサービスなどといった直近での環境変化に対応し、モメンタムが良くなっているサービスにも積極的に投資させていただきました。

 
KVPの直近3ヶ月の投資実行に至った投資先のソーシングルートででは、やはり紹介経由が50%と多いですが、イベント参加20%、お問い合わせ10%、アウトバウンドでの連絡が10%を占めました。
 
紹介でKVPと繋がれなくても、オンラインピッチイベントの参加や、お問い合わせから連絡を頂く方法からでも投資させて頂いています。
 
 
今後も積極的に投資活動を実施していく予定ですので、ぜひお問い合わせや壁打ちアワーなどからご連絡ください。
 

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