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第三弾PMF CONFERENCE ーSaaS編ーイベントレポート

2022.2.7

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この記事は12月22日に行われた『PMFConference第三弾SaaS編』のイベントレポートです。

PMFに至ったスタートアップ3社の代表をお呼びしてANOBAKAとしてPMFまでの道のりや、ハードシングスについて迫るPMFconferenceのイベントです!本イベントはご好評につき三回の開催となりました。登壇者は、Autify代表取締役 近澤氏 、POPER代表取締役 栗原氏、sweeep代表取締役 村山氏、ANOBAKA 萩谷です。

登壇者紹介

⑴Autify 代表取締役 近澤 良 氏
AIでコードテストを自動化するプラットフォーム「Autify」

⑵sweeep 代表取締役 村山氏
紙の請求書処理を無くす!請求書の処理を自動化するクラウド型ソフト「sweeep」

⑶POPER 代表取締役 栗原慎吾 氏 
学習塾専用コミュニケーション&業務管理システム「Comiru」の運営

※編集の都合上、敬称は省略させていただいており、発言内容は読みやすいように一部改変しております。

SaaSを展開するこちらの3社をお呼びし、
・SaaS企業のPMFまでの軌跡
・PMFの瞬間
・PMFの仮説と現実
 
について、語っていただきました!

テーマ(1) PMFまでの過程


この記事は12月22日に行われた『PMFConference第三弾SaaS編』のイベントレポートです。

PMFに至ったスタートアップ3社の代表をお呼びしてANOBAKAとしてPMFまでの道のりや、ハードシングスについて迫るPMFconferenceのイベントです!本イベントはご好評につき三回の開催となりました。登壇者は、Autify代表取締役 近澤氏 、POPER代表取締役 栗原氏、sweeep代表取締役 村山氏、ANOBAKA 萩谷です。

登壇者紹介

⑴Autify 代表取締役 近澤 良 氏
AIでコードテストを自動化するプラットフォーム「Autify」

⑵sweeep 代表取締役 村山氏
紙の請求書処理を無くす!請求書の処理を自動化するクラウド型ソフト「sweeep」

⑶POPER 代表取締役 栗原慎吾 氏 
学習塾専用コミュニケーション&業務管理システム「Comiru」の運営

※編集の都合上、敬称は省略させていただいており、発言内容は読みやすいように一部改変しております。

SaaSを展開するこちらの3社をお呼びし、
・SaaS企業のPMFまでの軌跡
・PMFの瞬間
・PMFの仮説と現実
 
について、語っていただきました!

テーマ(1) PMFまでの過程

萩谷:今回のPMFカンファレンスは、SaaS企業を中心に、立ち上げ時の奮闘やPMFに至った過程について色々伺っていけたらと思います。
ではまずはAutifyの近澤さんからお願いします。

近澤:Autifyという会社を経営しています、近澤です。
ノーコードでAIを用いてテストを自動化するというプロダクトを作っています。私自身エンジニア出身で日本、シンガポール、アメリカでエンジニアとして経験を積んだのちにこの会社を設立しました。この会社はピボットを繰り返して現在の事業となりましたので、その辺の話を詳しくできればと思っています。
ポッドキャストをしていたり、顧客のバーニングニーズを解決するというブログにまとめているのでそちらもご覧いただければ幸いです。Autifyはアメリカで創業した会社で本社はアメリカ、日本に支社があるという形です。BtoBのスタートアップのみを支援するアルケミストアクセラレーターという海外のアクセラレータプログラムを、日本人として初めて合格・卒業しました。そのプログラムの中でAutifyの原型ができたという形です。フルリモート、フルフレックス勤務で、アメリカにもフルタイムで勤めるメンバーが5人います。

我々が何をやっているかというと、ソフトウェアテストの自動化を行っています。IT予算の3分の1がテストに費やされていると言われており、市場規模で言うと130兆円という非常に大きな市場です。アジャイル開発をしていく中で週一回以上リリースしたいと考える企業も多いですが、理想的なテスト回数は増加していくのでどこかのタイミングで自動化をできない限り、リリースのスピードを落とすか、障害のリスクを許容するかという究極の二択になってしまうというのが市場の問題点でした。現在、75%の会社が手動でテストを行っており、ここの自動化を当たり前にしなくてはいけないと感じ、この事業を始めました。

ソリューションとしては、人手が足りないのであればエンジニアでなくともできるノーコードのプラットフォームにすることと、AIがメンテナンスを自動化することです。webのテスト自動化から初めて先月モバイルのアプリテストの自動化サポートも開始しました。ローンチから2年でAutifyによって削減できた時間を計算したら1万日以上、約27年分のテスト時間を削減できました。現在様々な企業に導入していただいておりますが、アンドパッドさんはテストの時間を88%削減でき、その時間をクリエイティブな活動に充てることができるようになったとのことです。ぜひ興味のある方はご質問お願いします。

萩谷:ぜひ皆さんも触っていただければと思います。ありがとうございました。

萩谷:次はsweeepの村山さんよろしくお願いします。

村山:sweepの村山と申します。sweeepでは請求書のストレスを0にするプロダクトを作っています。もともと私はコンサル出身で、会計のドメインに20年近く携わっていて、実際に経理業務を担当したり、100社近い会社にコンサルをしている中で請求書の管理について課題があると感じ、現在の事業を始めました。

もともとコンサルをやっていたので業務の非効率的なことが嫌いで、機械ができることは機械にしてもらうということで「働くを楽しく」をMissionに経理向けのサービスをやっています。

皆さんと違う点は、あまり典型的なスタートアップではないということです。2011年に設立してコンサルをやりながら2018年にベータ版をリリースしましたが、ずっと長く一人社長のような状態で、目の前の課題を解決していこうとするうちに現在の形になっていきました。企業全体の請求書の処理は年間約5億枚で、市場規模としては年間3兆円ほどかかっており、ここにフィットするようなプロダクトを作っています。

請求書を集め、処理し、そして税務書類のエビデンスとして保管しなければいけないという義務、それを一気通貫で行いましょうということです。特徴としては、AI-OCRというAIと文字認識を組み合わせた技術を用いて請求書を読み込んで自動で仕分けや振り込みにしていくというものです。ユーザーからはこの精度がかなり高いというお声をいただいています。導入後は30%から80%の時間業務削減の効果があり、ITからレガシー産業まで、様々な規模の企業でご利用いただいています。また、請求書の電子保管に特化した新しいサービスを1月にリリースするので是非ご予約ください。

萩谷:はい、ありがとうございました。では栗原さんお願いします。

栗原:株式会社POPERの栗原と申します。教育機関に特化したSaaSを提供しています。教育機関向けということで、僕が塾講師をやっていた実体験から、生徒と先生の対等なコミュニケーションから相互が成長できることを実現したいという想いからこのプロダクトを作っています。

現在、さまざまな障害があってそれが実現できないという状況なのですが、Edtechの主戦場は教材のAI化という知識とスキルを教えるもの、いわゆるティーチングなのですが、我々は生徒や保護者とのコミュニケーションなどのコーチングをサポートしていくという内容です。実際の塾の先生の業務は、「教える」という時間は30%ほど、それ以外に70%ほどの時間がかかっています。先生が一方通行にせざるを得ない。我々はEdtechですが、バックオフィスを支えるSaaSを開発して教育業界を支えていきたいと思っています。

先生の力をもっとエンパワーしていきたい。日本には約47,000もの学習塾があり、市場は約1兆円。マーケットサイズでいうと結構大きくて、コンビニと同じくらいあります。現在塾だけではなく、プログラミングなど様々な習い事に導入していただいています。

バーティカルなので現場にいる人じゃないとなかなか理解できないと思うのですが、保護者とのコミュニケーション、学習進捗管理、自習学習支援など、業界特化で痒いところに手が届くサービスを提供しています。講師を派遣したり、共同購買をして備品を安く購入したり、教育コンテンツをこのプラットフォーム上で展開したりなど、教育業界の総合プラットフォーマーになることを目指して開発しています。

萩谷:まさにバーティカルSaaSの雄といった感じですね。栗原さんが事業を始めた頃はバーティカルSaaSってあまりメジャーではなかったですが、コロナも追い風ですごい成長している企業です。

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